8月5日　晴れ、後曇り
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「箱根の山は天下の嶮」と箱根八里では歌われていますが、明神ヶ岳は箱根山の外輪山のひとつで、穏やかな山容が続く爽快な稜線歩きができます。山頂からは眼下に広がる箱根の町と噴煙を上げる大涌谷、そして、金時山越しに富士山の展望が開け、まさに天下一の景観です。

7月下旬になると夏草に混じって清楚な白いヤマユリが咲きます。今回はそのユリの花を目当てに、箱根山ハイキングで大雄山最乗寺から登りました。
寺の山門脇から明神ヶ岳へ向かう登山道が始まり、山頂まで2時間30分程のコースです。登山途中にある「神明水」の水場付近にあるユリの群落は、すでに盛りを過ぎ花びらを散らしていました。その先に明神ヶ岳と明星ヶ岳への分岐があり、それを右に急坂を登りきると明神ヶ岳直下の稜線に出ます。箱根の山々の視界がいっきに開け、山頂に立てば残雪をわずかつけた富士山や金太郎伝説で有名な金時山へ続く尾根道が目に入ってきます。
付近にはいくつものヤマユリが点在し、ここでも一部の花は散り始めていました。ツボミが残る群落を見つけ、霧が晴れるのを待って写真に収めました。