Mt.Adatara
福島県・安達太良山
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10月8日 晴れ
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高村光太郎の「智恵子抄」で“ほんとの空”とうたわれた日本百名山の安達太良山に登りました。文学に造詣が深くはなくても安達太良山といえば「智恵子抄」を思いおこし、以前から登ってみたいと思っていた山です。
途中の薬師岳パノラマ展望台まではゴンドラで上がることができますが、奥岳登山口から歩いて安達太良山を目指しました。五葉松平までは比較的急な登りが続きますが、そのあとは平坦な道に変わり、景色が開けてくると薬師岳展望台に着きます。ここは安達太良高原随一の絶景ポイントといわれる所で、登山口近辺ではまだあまり紅葉していなかったが、この辺は見事な色づきでとてもきれいでした。
展望台から眼の前に見える安達太良山山頂を目指してさらに登ります。気がつくと下方からガスが出始め、たちまち視界がきかなくなりました。山頂に着いたあともガスで覆われていましたが、しばらくしてガスの切れ間から青空が見えるようになり、雲の流れが変わっていきます。
安達太良山の乳首と呼ばれる山頂の岩場に立つと、会津の名峰「磐梯山」が流れるガスの合間に見え隠れしていました。山頂付近は森林限界を越え一面ハイマツ帯のため色づいた樹木はなく、眼下に見える山の中腹に錦の紅葉が広がっています。
この日は三連休最終日ということもあって、始発のゴンドラが動き出す前の時間にもかかわらず、山頂をめざして登山者が列をなして続々と登っていきます。
雲が次第に無くなりはじめ、秋晴れの青い空が広がってきました。智恵子が想う“阿多多羅山”のほんとの空とはこんなものだろうかなどと思いながら、彩りあざやかな山腹の路を下って奥岳登山口に戻りました。
乳首の岩場から牛ノ背方面を展望
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くろがね小屋付近の紅葉
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朝日が昇る
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Nikon Digital