9月28日、快晴
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東北の山々では紅葉が見頃を迎えているとの便りが届いていますが、丹沢はどうだろうかと紅葉の下見登山をしました。 丹沢山へは大倉から大倉尾根を登り、塔ノ岳を経て登るルートが一般的ですが、マイカー登山のため戸川林道を戸沢まで車で入り天神尾根を登りました。
杉林の中の急登を1時間少しの登りで天神平に着きます。天神尾根はここで大倉尾根と合流し、塔ノ岳への最短ルートになります。天神平から先は眼下に秦野の街と相模湾を眺めながらの登りとなりますが、長い階段と急登が続きます。

秋晴れの天気で日の出前の早朝登山だったため、塔ノ岳山頂では周辺の山々や富士山が朝日に赤く染まって絶好の景観展望を楽しめました。前日に富士山が初冠雪したとテレビ報道がありましたが、すでに雪はなくなっていました。温暖化の影響で冠雪時期は年ごとに遅くなっていくようです。赤富士の写真を撮り、いっとき休息を取った後、日高、竜ケ馬場を経て丹沢山に向かいます。
途中の登山道では、太陽の日を受けて真赤に光るナナカマドの実が雑木林の中でひときわ目立っていましたが、紅葉はもう少し先のようです。稜線上ではすでに葉を落とした木もありますが、ドウダンツツジはしっかり葉を付けています。丹沢の紅葉は比較的地味ですが、ドウダンツツジは色づきがあざやかで稜線付近ではあと1週間程度で赤くなりそうです。
塔ノ岳から1時間弱で丹沢山に到着。陽が高くなるにつれて碧い空は一段と色を濃くし、空気は澄み、初秋の佇まいを感じる丹沢山でした。